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白血「マクロファージ!こっちも細菌が来やがった!援護を頼む!」
マクロ「あらあら〜大変ねぇ。申し訳ないんだけど、ちょっとここで待ってね。」
「御意!......え??は??」
まてまてまてまて、ここで襲われたらひとたまりもないんですけどぉ!?
「ほ、他の、は、白血球さ(((??「おい、お前。」!?!?ひっ!?」
不意に声をかけられ、悲鳴のような声が出る。
後ろを振り向くと.....え?細胞じゃない...よね?
え、まって?だれ?
紫の何かが私を見下ろしていた。絶対ヤバそうなやつ。
??「お前....細胞か?いや、見た目も何か違ぇよな。」
「さ、細胞じゃない!てか、あなたは?」
肺炎「この姿で俺様が分からねェとは!お前は何処ぞの細胞や血球じゃねえな!教えてやるよ!俺は肺炎球菌だ。」
「は、肺炎球菌?」
以下にもヤバそうな奴!てか、さっきの騒動で騒がしかったこの街も皆いなくなってるし!
てか、肺炎球菌って....貴方...
「細菌、ですよね?」
肺炎「ほう?何故俺様の事を知らないのに細菌と決めつけるんだ?」
肺炎球菌はジリジリと距離を詰める。
そういえば、樹状細胞さんからこの細菌には気を付けてって言われて....
貰った写真を見て、肺炎球菌に似ている物を突き出す。
「これ、貴方でしょう?それかお仲間でしょ?
てかさ、私の体ん中で何してくれちゃってんのかな?」
写真を突き出しながら、逆に追い返す。
しかし、その写真が感に触れたようだ。
肺炎「ふん、なんだその写真は。そんなんで、勝った気になんなよ....」
「っ.....!」
肺炎球菌は今にも黒い鎌で攻撃してきそうだ。
避けるにも、どこへ。防御するにも、何を。
人もいない、何も無い。
逃げるという選択肢も無かった。
でも、こうなったのは全部私のせい。
私が転んで傷を作って、マクロファージさんが援護に入って、私は1人。
今になって後悔する。そして血球達を思い出す。
「ごめんなさい、皆。こんなにも皆が頑張ってくれてるなんて、思わなかったよ。」
せめて指、ちゃんと治しとけば良かったな。自制心、ある意味私ないじゃない。
肺炎「しねぇぇぇぇぇ!!!」
肺炎球菌の黒い死神の様な鎌が私に降り掛かる。
避ける事もせず、目を瞑る。
ああ、これで.....私は.......
「ごめんなさいぃぃ!!!」
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あらしん - 白血球さん落ちがいいです!! (2019年5月1日 9時) (レス) id: 0e47be8800 (このIDを非表示/違反報告)
まじかるれいん☆ - がんばれ〜(ー〜−)(呑気) (2018年9月2日 12時) (レス) id: 9a258b9a35 (このIDを非表示/違反報告)
dbyzdy5p4(プロフ) - まじかるれいん☆さん» ですね〜。進みが私遅いから、完結まで行くか.... (2018年9月1日 20時) (レス) id: 0282b3fb51 (このIDを非表示/違反報告)
まじかるれいん☆ - ほとんど葉っぱヤローやん…まあ、私もなんだけどねW (2018年9月1日 20時) (レス) id: 9a258b9a35 (このIDを非表示/違反報告)
あんてな(プロフ) - 樹状細胞さんに一票です! (2018年8月31日 22時) (レス) id: 1a079fd26f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:dbyzdy5p4 | 作成日時:2018年8月20日 0時