能力発表 ページ14
「っと…邪魔するぜー」
「お邪魔しまーす…って」
上空から二人の声がする。
私からすれば聞き慣れた声。
「魔理沙さん、リルス!」
「あら、魔理沙…と使い魔さん、こんにちは」
『…』
夢梨ちゃんは黙りこんでじっと二人を見つめる。
そっか、そういえば前なんか魔理沙さんになんか言って…夢梨ちゃんが一方的に帰っていっちゃったんだっけ。
「よっ」
『…え?』
「挨拶したんだよ、返事は?」
『ん…?え?私に?』
「…他に誰だって言うのよ」
魔理沙さんとリルスは夢梨ちゃんに普通に話しかける。
夢梨ちゃんはそれに戸惑っている。
「…こういうときは普通に挨拶を返すんですよ」
『…やほ』
華仙さんにアドバイスされ、返事を返す夢梨ちゃん。
返事のあと、夢梨ちゃんは多少照れぎみで、魔理沙さんと華仙さんはその様子にクスクスと笑う。
「…なんだか三人が並んでると夢梨ちゃんがお母さんにしか見えないよ」
『は?』
「まぁ、分からんでもない」
「懐かしいですね」
夢梨ちゃんは「はぁ?!」と言いたげな表情で私たちを見る。
「ねぇ、疑問なんだけど」
「リルスに疑問?珍しいね」
「私に疑問がおかしいの?…まぁいいや、えーと…華仙?と夢梨ってさぁ
裏で繋がってるのになんでそんな知り合って日が浅い感出してんの?」
リルスが出した疑問に耳を疑った。
だがどこか繋がってるのは私も勘だが感じていた。
「私の能力…【人の関係を作ったり絶ったり見たりする】ことができるの。私の前では嘘はつけないわ」
「…」
『…そうくるか』
夢梨ちゃんはそう言ってリルスを睨んだ。
『ついでにどんな関係って見えてるの?』
「…そこまでは分からない」
『そう、ならいいわ』
夢梨ちゃんは安心した表情。
華仙さんは魔理沙さんに「どういうことだ?」と問われている。
『…私が監視…してる奴がコイツ(華仙)の家によく行くのよ、だから顔見知りではあった。でも私の顔までは見てなかったのね、さっき泣いたってことは』
魔理沙さんとリルスはは疑う目で華仙さんと夢梨ちゃんを見るが…
二人は嘘をついているようには見えない…けど
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作者です!
今回リルスの能力が分かりましたね!
そのついでにAの能力も発表しときます。前作で一回使っている能力です
A【死者の遺言を聞ける程度の能力】
リルス【人の関係を作ったり絶ったり見たりする程度の能力】
Aちゃん…こわw
前作の霊夢の件ではいい意味で使える能力でした
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おみくじ結果は「末凶」でした!
おまけ セリフ集
華扇「駄目な人間になってはいけませんよ?!」
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