黒い犬は私を守りたいようです【シリウス･ブラック】 (ページ46)

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『可愛い私のプロキオン、』

ハリーは私たちの息子にプロキオンと言う名前を付けた。

意味は、子犬座、大犬座のシリウスより早く姿を現す星座だ。

ｼﾘｳｽ「ハリー達を見送ってくる」

『シリウス、見つからないように気をつけるのよ？』

ｼﾘｳｽ「ああ、大丈夫だ。愛おしい2人を置いていったりはしない」

シリウスは私にキスをして、プロキオンのおでこを撫でた。

この子を見守りたい。

私達は、この子を幸せにしなければならない。

この戦いを、辞めてしまいたいと願うほどに。

私はこの子を、愛している。

『シリウス、おかえり』

ｼﾘｳｽ「ただいま、私の奥さん。」

しかし数ヶ月後、ハリーが神秘部へ行ったという連絡を受けた。

『お願いシリウス、行かないで！！』

ｼﾘｳｽ「私が行ってあの子達を守らないと」

『あなたに何かあればプロキオンは！』

シリウスは宥めるように言った。

ｼﾘｳｽ「分かっているだろう、本当は、」

分かっている、ハリーを守らないと行けないことを。

『わかっているわ！私だって、ジェームズとリリーの一人息子を守りたい…その気持ちはあなたと変わらないわ、』

ｼﾘｳｽ「必ず戻る、誰も死なせないさ」

ただ、嫌な予感がして、鳥肌が立つ。

『私も行くわ、モリー、プロキオンをお願い。』

もし私たちに何かあれば、その子を代わりに愛してね。

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