黒い犬は私を守りたいようです【シリウス･ブラック】 (ページ20)

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『ロンとハリーは？』

夕食の時間にハーマイオニーに聞いた。

何故か2人はホグワーツに居ない。

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「それが汽車にいなかったのよ。
探したんだけど、今も居ないみたいだし。」

『ええ……』

シリウスでさえ汽車からは逃げれなかったのに。

いや、まず汽車に乗っていない？

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「無事に来れると良いのだけど。」

『それにしても、ハリーからだけ手紙が来なかったのだけど』

嫌われたのかと思ったけど、ハリーはそんな子じゃないし。

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「私も手紙が届かなかったのよ。」

どうやらそれはハーマイオニーもらしく、2人で少し心配になっていた。

ロン「ハーマイオニー！A！！」

夕食が終わろうとしていた時、2人がやってきた。

『2人とも！一体どうやって来たの？』

ハリー「あー……ロンの、空飛ぶ車に乗って……」

ロン「それで、マグルに見られちゃって…新聞にも載っちゃって……スネイプに怒られたんだ。」

『はぁ！？！？……怪我はないの？無事なのね？』

ハリー「それが……」

『え、どうしたの、どこか悪いの？』

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「Aってハリーに対して過保護よね。前からだけど。」

ハリー「いや！僕達は無事だよ！ただ、ロンの杖が……」

ロンの方を向くと、ロンはふたつに折れた杖を持っていた。

『……酷いわね、買い替えなきゃ。』