黒い犬は私を守りたいようです【シリウス･ブラック】 (ページ17)

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ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「A！待って！！」

『ハーマイオニーはダンブルドアに…！！』

私は我慢できずに走り出した。

私が駆けつけるとそこにはハリーが倒れていた。

『ハリー！！！！ハリー、起きて、ハリー！！！』

息、息は、

『…寝てる、だけだ……』

それがわかって、どれだけ安心したか。

『お願いハリー、居なくならないで……』

私にはもう、誰もいない。

リリーも、ジェームズも、

シリウスも。

ハリー、あなたまで居なくなってしまったら、私、

生きていけない。

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ「随分と、ハリーを気にかけるようになったのじゃの」

『ッ…校長…』

気がつくと背後にダンブルドア校長がいた。

『ハリーを止められずに、危険に晒してしまった。
ジェームズとリリーに怒られちゃうなあ、』

……もう居ないから、そんな事ありえないのに。

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ「ハリーを運ぼうかの？あの二人はもう医務室へ向かっておる。」

『先生…先生は、シリウスが本当に2人を…裏切ったと、思っていますか』

目覚めてから1年近くが経った。

それでも私は、毎週のように図書館に通いつめてシリウスについて調べている。

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ「…残念じゃが、状況がそう申しておる。」

『シリウス、シリウスに会えませんか。…』

ダンブルドア校長は、言いたくなさげに言った。

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ「すまんのぉ……」

ただ、涙が溢れた。

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シリウス再会までもうしばらくお待ちください！