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ﾎﾞﾝｯｯｯ
ｽﾗｸﾞﾎｰﾝ「!?なんだね！？」
魔法薬学室に響いたのは……そう、
シリウスとジェームズの鍋が爆発した音だ。
『シリウス！怪我はない？』
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「Aは僕の心配はしてくれないのかい？」
『あら、私に心配されたいの？』
シリウスの顔を手で覆って怪我はないか見た。
ちょっと焦げてるだけで血は出てないね良かった。
ｼﾘｳｽ「ジェームズうるせえよ。A、俺は大丈夫だ」
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「でもまさか本当に爆発するとは！！何かに使えそうだね！！」
ｼﾘｳｽ「ああほんとだ！」
『ねえシリウス。もしかしてだけどワザとしたの？』
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「野暮なこと言うなよ〜！当たり前だろ？」
ｽﾗｸﾞﾎｰﾝ「いい加減にしなさい！！！」
結果的にグリフィンドールは5点減点されてしまった。
『シリウス！』
談話室に戻る途中にシリウスを呼び止めた。
ｼﾘｳｽ「……怒ってるのか？」
『そうよ。ワザと鍋を爆発させたって！！』
ｼﾘｳｽ「仕方ないだろ？ジェームズが言い出したんだ」
『……なんですって？ジェームズ！！』
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「酷いやシリウス！僕に押し付けて！」
『ジェームズのせいでシリウスが悪ガキになったらどうするのよ』
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「シリウスは充分悪ガキだろ？」
シリウスが悪ガキ？
たしかに良いイメージを与えるような人間ではないけれど
……鍋を爆発なんてさせるような人間じゃない。
『私の中のシリウスはそんな人じゃない』
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「君がそんなこと言うからシリウスがニヤけてるじゃないか！！」
何よ、事実じゃない。
『とにかく！！シリウス？危ないことはしないで！
怪我なんかしたらどうするの』
ｼﾘｳｽ「Aが心配してくれるならするけどなあ」
とりあえず頬を叩いといた。
『行きましょリリー。』
ｼﾘｳｽ「嘘だってー、Aが嫌ならしないからさー」
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作者名：クリームソーダ | 作成日時：2024年2月4日 16時
