【ハリポタ】黒い犬が私に付きまとう件について (ページ46)

今日:93 hit、昨日:32 hit、合計:58,561 hit

･ページ46

いつものようにジェームズがセブルスを虐めていた。

いつも一緒に杖で魔法を使うシリウスは、今回は見ているだけだ。

使わないように利き手を繋いで拘束してるけど

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ｢スニベルスのパンツ見たいやつー！！｣

いくらなんでもそれは！！

『ジェームズ、それは、』

リリー｢ポッター！！！何をするのよ！！！セブを下ろしなさい！！！｣

リリーに助けてもらったセブルスは、リリーに助けられたことが恥ずかしかったのか、本当に思っていたのか分からないけれど、ある言葉を口にした。

ｾﾌﾞﾙｽ｢穢れた血｣

『……セブルス。今、なんて言った？』

ここにいるのはリリーを除けば皆純血だ。

セブルスは半純血だけど。

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ｢お前！！！！｣

『その言葉を、あなたはリリーに向かって使うのね。』

リリー｢セブ、あなた、ずっと私のことをそんな風に……｣

ｾﾌﾞﾙｽ｢……ちが、ちがうんだ、リリー、｣

リリー｢いいえ、言い訳なんて聞きたくないわ！｣

いずれ、この2人の運命は別れるのだ。

純血主義の死喰い人になりたいと願うセブルスと、

マグル生まれのリリー。

仕方がないこと、でも、

あんまりだ。

セブルスとリリーは、一切話さなくなった。

元からグリフィンドールとスリザリン。

意識して話さなければ必然と距離は開く。

リリーは今まで、セブルスがどんなに闇の魔術を使おうが謝れば許してきた。

でも、それももう終わり。

セブルスが闇の魔術を辞めるなり行動に移さなければ、このまま2人の距離は終わってしまう。

だけど、リリー以外の友達は闇の魔術を使う彼らしかいないセブルスは、他寮のリリーより彼らを選んだ。

結局、セブルスはリリーを選ばなかったのだ。