【ハリポタ】黒い犬が私に付きまとう件について (ページ45)

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私が医務室を退院する頃には既に噂は広まっていた。

だってシリウスが毎日のように医務室に訪ねて来るんだもの……！！

『シリウス、私、別に腕が悪いわけじゃないのよ』

ｼﾘｳｽ｢で？…俺がアーンしたいんだけど。｣

……可愛いなあ。ワンチャンみたい。

『分かったわよ！！その顔やめて、』

ｼﾘｳｽ｢それは出来ないな？｣

こんな姿を医務室に来る生徒に度々見られたおかげで医務室に来るみんなにお祝いを言われる始末だ。

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ｢やーっとくっついたのか。本当に拗らせ過ぎだぞ2人とも！！！｣

リリー｢A〜！！無事でよかった！｣

ﾘｰﾏｽ｢これでシリウスも安心だね！｣

ﾋﾟｰﾀｰ｢おめでとう！2人とも、！｣

ｼﾘｳｽ｢看病は俺がするんだからみんな散った散った！！｣

『あははっ！みんなごめんね？また後で会いに行くわ！』

談話室に戻れば何故かパーティームード

だから保護者ヅラやめてよ！！！

ｼﾘｳｽ｢これで正式にAは俺のだから。手出したら覚えとけよ｣

こんな威張り散らかしてるシリウスでさえ、

今は愛おしい。

翌日も廊下ですれ違う他寮生にもお祝いの言葉を貰ったくらい私たちは有名人だったらしい。

ｾﾌﾞﾙｽ｢A、付き合ったって聞いた｣

『セブルス、ええ！…私今、とても幸せよ』

ｾﾌﾞﾙｽ｢良かった、俺のせいであれだったら嫌だったし、
友達として、Aには幸せになって欲しかったから｣

セブルスは、闇の魔術さえ使わなければ、優しい子なのに。

『セブルスも、いつかちゃんと幸せになるのよ。』

闇の魔術なんて使わなくても、あなたには優しい子が着いているじゃない。

……それに、気づければ、

あの二人の仲はもっと続いていたはずだった。