【ハリポタ】黒い犬が私に付きまとう件について (ページ37)

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『シリウス、今日のこと悪いって思ってる？』

ｼﾘｳｽ「当然の見せしめだった」

当然？

セブルスが襲われても？

リーマスがセブルスを殺してしまっても？

リーマスが、ホグワーツにいられなくなっても？

シリウスは、それが当然だって言うの？

『それは間違った考えよ、命は重いのよ！！』

ｼﾘｳｽ「お前の口からそんなこと聞きたくない！」

初めてだった。

シリウスにここまで拒絶されたのは。

『シリウス、話を聞いて』

ｼﾘｳｽ「どこまでスニベルスの味方をするんだ！！」

『セブルスの味方？確かに、セブルスを庇っているけど！』

ｼﾘｳｽ「もう辞めろ！もういい。スニベルスが好きならそう言えば良いだろ！！！もう俺に関わるなって言えよ！！」

シリウスは、何を言ってるの。

私が好きなのは、シリウスだよ、

セブルスじゃないよ。

セブルスを庇ったけど、

それは貴方に罪を背負わせたく無かったから。

呼吸が早くなっていく感覚だ。

ｼﾘｳｽ「なんで何も言わないんだ……もういい、お前の望み通りもう話しかけない近づかない。それでいいだろ」

『ま、待ってよシリウス！！』

シリウスの背中が遠ざかった行く。

私の伸ばした手は、シリウスの背中に届くことなかった。

そんなの、今までで初めてだった。

違う、違うのシリウス。

私は貴方に嫌われたい訳じゃないのに。

その日を境に、シリウスは私に近づくことは無くなった。