【ハリポタ】黒い犬が私に付きまとう件について (ページ36)

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『シリウス！なんて事を！！！』

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「俺、ちょっと止めてくる」

満月の日の夜、いつも通りリーマスの傍で過ごすために私達は月が出るまで談話室で暇を潰していた。

その時だ。

シリウスが、あの時セブルスに呟いた言葉を知ったのは。

ｼﾘｳｽ「スニベルスに暴れ柳の根元のこぶを押せば中に入れると言った。それだけだ！！」

『シリウス、貴方にはあとから話さなきゃいけないわまずはセブルスの安全を優先よ。ジェームズ！急いで！！』

もし、もしセブルスに何かあったら、リリーが悲しむ。

私だって、セブルスとはそれなりに仲のいい関係を築いてきたから、友達だから、無事でいて欲しい。

それに、リーマスを、人狼状態のリーマスに人を傷つけさせたくない。

最悪の場合、リーマスとシリウスの関係だって壊れてしまう。

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「スニベルス！辞めるんだ！」

セブルス「邪魔をするなポッター！！」

『お願いセブルス、今すぐに引き返すのよ！！！』

結局、セブルスをその場から逃げさせることは出来たが、リーマスが人狼だとセブルスにバレてしまった。

『シリウス。話があるの。座って。』