【ハリポタ】黒い犬が私に付きまとう件について (ページ33)

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ｼﾘｳｽ「言っとくけど、別にからかってない本気だ」

『……幼馴染なのに……っ』

じっと見つめてくるシリウスの目を思わず逸らした。

ｼﾘｳｽ「俺を見ろ」

『……いやよ』

だって、ずっと私たちは幼馴染だった。

一番近くて、いつもそばにいてくれる。

家族みたいな人

ｼﾘｳｽ「A」

『なんでっ……私達は幼馴染だよ、』

急に、シリウスが私の知ってるシリウスとは、違う人のような気がした。

ｼﾘｳｽ「俺はずっとAだけが好きだった。だからもう幼馴染は嫌なんだよ」

そんなの、そんなの知らない。

好きとか、分かんないよ

シリウスは、泣くなと言って私の涙を拭った。

ｼﾘｳｽ「Aが俺を受け入れられるまで何度でも言うからな」

シリウスが嫌いなわけじゃない。

……顔、あつ。

むしろこのハンサムな顔は皆好きだと思う。

ｼﾘｳｽ「A、次は魔法薬学だろ行くぞ」

また恋人繋ぎをされて連れていかれる。

小さい時とは違う、ゴツゴツした男らしい手

いつの間にか低くなった声

シリウスも男なんだって、分かった。