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私たち……最後のピーターがアニメーガスを習得したのは、4年生の終わりごろだった。
ｼﾘｳｽ「……可愛いうさちゃんだな」
『うさちゃんっていうな！』
私のアニメーガスはうさぎだった。
『シリウスだって肉球がキュートなわんちゃんじゃない』
ｼﾘｳｽ「……わん」
『なっ……可愛くないから！！！』
私たちは15歳を迎えていた。
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「スニベルス！エバンズから離れろ！」
ジェームズは、と言うかジェームズとシリウスはセブルスを虐めるようになった。
ピーターはそれにワクワクしている。
リーマスだけは、嫌そうな顔をしていたけれど。
『シリウス！ジェームズ！やめなさいよ！』
リリー「ポッター！！どうしてセブをいじめるのよ！」
ｼﾘｳｽ「だからなんでお前はスニベルスを庇うんだよ！！」
『庇う？一方的に責めるのは卑怯よ！！』
シリウスは、スリザリンのセブルスを良く思わないのか、ジェームズに加担した。
私とリリーは、毎日のようにそれを止めていたけれど。
シリウスはなんでセブルスを虐めるの。
……普段は、優しいのに。
ｼﾘｳｽ「そんなにそいつがいいのか？油頭が……！！！」
『……なに？』
何が言いたいの？
ｾﾌﾞﾙｽ「……僕のことはいいから2人とも」
セブルスの遠ざかる背中を眺めていた。
ｼﾘｳｽ「(スニベルスなんか見て、なんなんだよ)」
『シリウス。どうしてセブルスをいじめるの？』
談話室でいつものように問いただす。
どうせまともな考えは帰ってこないけど。
ｼﾘｳｽ「Aは俺のだろ」
『まあ、シリウスの幼馴染よ？』
ｼﾘｳｽ「違う。違うんだ」
『なに？幼馴染じゃない。』
シリウスが、何を考えてるのかが分からなくて嫌になる。
……この3年間で私たちの身長差は随分と広がった。
シリウスが私を見下ろす形になってる。
少しそれが、シリウスじゃないみたいで怖い。
『シリウス、もうセブルスを虐めるのをやめて。
闇の魔術を使おうが、貴方達が虐めるのは違うわ』
ｼﾘｳｽ「だからなんで……！！」
『今のあなたは紳士的でもなんでもないわ！！！』
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作者名：クリームソーダ | 作成日時：2024年2月4日 16時
