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『リーマスは？』
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「またいないみたいなんだ。」
リーマスは、月末になるといつも姿を消す。
そして何日かすると医務室から戻ってくるのだ。
『帰ってきた時はいつも体調悪そうだし、ちょっとおかしくない？』
ｼﾘｳｽ「…確かに。あれは何か隠してるな」
今まで遠回しに聞いたことがある。
体調が悪そうだけどどうかしたのかと聞くといつもはぐらかされる。
リーマスは、きっと私たちに内緒にしている何かがある。
『今度リーマスに会ったら、ちゃんと聞こう。』
いつも怪我をして帰ってくるリーマスをこのままにしておけない。
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「そうだな！」
ﾘｰﾏｽ「みんなー！…って、どうしたの？」
ｼﾘｳｽ「リーマス。俺らに内緒にしてることあるだろ？」
ﾘｰﾏｽ「……ないよ？」
リーマスがはぐらかすのなんて初めから分かってる。
だから、直球に聞くために誰もいない時間の談話室を選んだ。
『人狼、なんでしょ』
他の皆はまさか、と言う目で私の方を見た。
あ、皆は気づいてなかったのかな。
……だってリーマスのそれは、明らかに人狼だよ
『リーマス。』
ﾘｰﾏｽ「本当のことを知って僕から離れても構わない、
……僕は、人狼なんだ。」
シーンとした空気が談話室を包んだ。
『ねえ！知ってる？皆。』
私だって何も気づいてからしなかった訳じゃない。
『アニメーガス、動物もどきになれば人狼は襲わないって！！』
ｼﾘｳｽ「……そうか！！皆でアニメーガスを習得すれば！！」
ﾘｰﾏｽ「……なんで、、」
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「友達だからだろ？」
『そうよ！……困った時は、頼っていいの』
それでも習得は難しいもので、そう簡単には習得出来なかった。
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作者名：クリームソーダ | 作成日時：2024年2月4日 16時
