【ハリポタ】黒い犬が私に付きまとう件について (ページ26)

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それから数週間後、私たちは2学年になった。

『あらジェームズ、先輩らしくなったんじゃない？』

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「そういうAはまだ1年みたいだな！」

『せっかく人が褒めたのに！！！』

からかってやろうと思ってわざとらしく褒めたらこれよ！！

全くこの男は…だからリリーに相手されないのよ！

ｼﾘｳｽ「ジェームズ。人のに手出すな。」

腕を引いてまるで俺のだと言うふうにアピールしていた。

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「出してないし僕はエバンズしか興味無い！！」

『シリウス、私はシリウスのじゃないよ？』

ｼﾘｳｽ「俺の幼馴染なんだろう？」

シリウスの悪い癖だった。

近くにいるためなら、恋愛対象になりにくい幼馴染という立場だって乱用する。

『一限はなんだっけ？』

大広間を出てみんなで並んで歩いた。

ﾘｰﾏｽ「確か魔法生物飼育学だったはず」

『お！初めてのやつだ！』

ｼﾘｳｽ「あー、めんどくせえな」

『ね、ねえシリウス？手離さない？』

シリウスはよく移動時に手を繋いで歩く。

先日述べたように周りへの牽制だ。

ｼﾘｳｽ「…嫌なわけ？」

『だ、だって私たち今度の冬で13だよ？手を繋ぐのっておかしいのかなって思ったの』

だって、私たち以外誰も繋いでないんだもの！！

ｼﾘｳｽ「他のやつは幼馴染じゃないからな。俺らは幼馴染だから変じゃない。」

『そういうものなの？』

幼馴染だから、別に繋いでてもいいのかな

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「(もはや洗脳だなこれ)」

シリウスがAに依存しているのはみんな分かっていたが、

Aもシリウスに対して近い想いを持っていた。

シリウスの言うことは間違わない。

シリウスが言うなら私もそう。

重すぎるのだこの幼馴染は。