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『リリー！おかえりー！！』
クリスマスが終わり、新年になる前にみんなホグワーツに戻りだした。
5人しか残っていなかったグリフィンドール寮にも、徐々に人が集まってきた。
ﾘﾘｰ「A！会いたかったわ！！」
『私もだよー！！』
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「僕もだエバンズ！」
なんか1人変なのがいた気がする。
ﾘﾘｰ「あら、素敵なネックレスをつけてるのね！」
『あ、これ？シリウスがくれたんだー』
この時点でリリーもジェームズのように首輪に近い何かを感じたが口に出すことはなかった。
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「エバンズ！僕のクリスマスプレゼントを受け取ってくれるかい？？」
リリー「結構よ。」
『ナイスだよリリー！』
リリーと話してると腕を後ろに思いっきり引かれた。
『う、わ、！！！』
体のバランスを崩した私はそのまま後ろに倒れそうになり、それを抱きしめるように支えたのはシリウスだった。
ｼﾘｳｽ「おはよう俺のお姫様」
『朝から気分がいいみたいね？』
シリウスは機嫌がいいと私を姫呼ばわりする。
それは単に白馬の王子様が好きという私をからかってるだけだけど。
ｼﾘｳｽ「ああ、姫が俺のネックレスつけてるからなー」
『シリウスだって私の時計つけてくれてるじゃない！』
リリー「ポッター、この2人本当に付き合ってないの？」
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「面白いぐらいにな。」
『新学期は学年末試験があるわね』
ｼﾘｳｽ「Aなら簡単だろ？」
『シリウスだって余裕でしょ？』
そしてそのテストが終われば時期に家に帰る日が近づいてくる。
シリウスは、きっとおじさんおばさんに怒られてしまう。
シリウスを見上げるようにして頬を撫でるとびっくりしたような顔をした。
『家、帰りたくないね』
ｼﾘｳｽ「Aが俺にチューでもしてくれたらなんでもいいんだけどな！！」
『する訳ないでしょこの変態！！！』
このバカにちょっとでも同情した私がバカみたいよ！！
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作者名：クリームソーダ | 作成日時：2024年2月4日 16時
