【ハリポタ】黒い犬が私に付きまとう件について (ページ17)

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『はあ……』

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「さっきからため息ばっかり！！なんなんだ！」

『明日でクリスマスなのに！全然恋人が出来ないのよ！』

ｼﾘｳｽ「才能がないんじゃないか？」

『恋人を作るのに才能なんていらないの！』

他寮の生徒に話しかけようにもシリウスが邪魔してくるし

いっつも5人でいたせいで皆に逃げられる…

『……あなた達と一緒にいるから…？』

ﾘｰﾏｽ「でもシリウスはモテるよね…」

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「リーマスもな！この中じゃ雰囲気柔らかいしモテるよな〜」

『なんなのよ！私がモテないみたいに！！』

事実、Aはモテる。

同級生の中ではリリーと同じぐらいモテる。

ただ、周りに恵まれていなかった。

常に周りに番犬がいるからだ。

もし番犬がいないとしても話しかけるものはいない。

後の悪戯仕掛け人からの報復を恐れているからだ。

『…もういいやあ、みんなどうせぼっちでしょ？』

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「僕はエバンズさえいたら！！」

『居ないわよ実家なんだから！！』

それにリリーがいてもジェームズの相手なんかしないわ。

ｼﾘｳｽ「いつも通り俺と過ごせばいい」

『……ケーキ用意して。』

ｼﾘｳｽ「お姫様のおうせのままに」

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「お前ら2人ともいっつも過ごしてたのか？」

『当たり前じゃない。幼馴染なんだから』

幼馴染。

それは、近くても決して恋愛対象にはならないということを指していた。

番犬はそんなことでは諦めないが。