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「アーバスノットは敵が多い。
それはアーバスノットが純血でありながら純血主義じゃないからだ。」
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「うちも似たようなものだな」
「アーバスノットは…代々敵を作りやすいんだ。
こいつの性格を見た分かるだろ。色んな人に噛み付いて行くんだよ。」
まるで黙っているなんて我慢できないと言うように。
俺が怪我するようなことをしたら怒るのがいい例だ。
そのせいでアーバスノットは特定の人物に狙われるようになった。
それがヴォルデモートだ。
アーバスノット前当主はヴォルデモートと同年代で
彼とライバルであったが為に今も狙われている。
ﾋﾟｰﾀｰ「れ、例のあの人に…？」
「Aには兄がいたんだ。生きてたら今頃7年生だろ」
そう、生きていたら。
2人は白昼堂々、死喰い人に襲撃されて
兄の方は息絶えた。
ホグワーツ入学前だったおかげで普通の人間は知らない。
Aの両親は寝室で気を失ってるAをすんでのところで助けた。
ｼﾘｳｽ「Aにその時の記憶はない。兄の記憶なんてひとつもない。」
現場検証の結果、
お昼寝中だったAを寝かしつけていた兄は、
大きな物音に違和感を覚え寝室に鍵をかけて
1階へと降りて殺されてる。
Aは無意識のトラウマに今も苦しめられている。
と言っても、7年前のことだ。
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「じゃあシリウスが隣で寝たら良いんじゃないか？」
ｼﾘｳｽ「は？」
ホグワーツは男女で寮が別れてるのに何言ってんだ。
それができたら苦労してねえよ
ﾘｰﾏｽ「！そうか、僕たちの部屋には他の生徒は居ない！」
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「そういう事だ。誰よりも遅く寝てみんなが行った頃に起きれば問題ない！名案だ！！」
ｼﾘｳｽ「ジェームズ、声がでけえ起きるだろ」
毎日とは言わずとも、たまにならいいかもしれない。
ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「…ブラック家は純血主義だよな、
仲が良いのっておかしくないか？」
ｼﾘｳｽ「ああ、それな俺のせい。俺がこいつの言うことしか聞かなかったから」
お互いの両親はそこまで仲良くないが
家が近かったAに俺が執着してA以外無視してたらAとの接触を許されたし
両親も俺が言うことを聞くと知ってからはすっかりAをお気に入りにしてしまった。
心の底では血を裏切ったものと罵ってるだろうけどな
俺のマントの上で寝るAを眺めてた
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作者名：クリームソーダ | 作成日時：2024年2月4日 16時
