あんな男、好きになりたくない。【シリウス･ブラック】 (ページ7)

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シリウス･ブラックが、リーマス･ルーピンを殴ったという噂は、直ぐにホグワーツ中に流れた。

『リーマス！！怪我は、なんで殴られたり……！』

ﾘｰﾏｽ「A？もう大丈夫だよ。治してもらったんだ」

談話室戻ってきたリーマスに駆け寄った。

シリウスとリーマスは、ジェームズまでとは行かずともそれなりに仲のいい友人のはずなのに。

シリウスは夜遅くなっても寮に帰ってこなかった。

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「A。何してんだこんな時間に」

『……シリウス、待ってた。』

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「ただでさえ体調悪いのにこんな夜中まで起きるな寝ろ」

何となく、シリウスと話がしたかった。

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「シリウスを責めないでやってくれ」

『責めるよ！！リーマスを殴ったんだよ…？』

何があっても、友達に手をあげるのはいけないこと。

『ジェームズ、私相談があるの』

シリウスの1番の親友のジェームズにしか、
言えない。

リーマスにはバレちゃってたけど。

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「ああ、シリウスの女遊び、見たんだろ？」

『……え？』

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「Aの体調悪くなってシリウスと距離置いてたから大体分かってたけどな。」

『女遊び…？彼女じゃ、ないの、？』

それに、ジェームズにもバレてたなんて。

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「アイツは好きなやつにぶつけられない気持ちをああやって適当な女にぶつけてるだけだ。」

あ、そうなんだ、

……シリウス、好きな人いるんだ。

女遊びをしてるという事実より、

シリウスに好きな人がいるという事実が受け入れられなかった。

そんな時、シリウスが帰ってきた。

ｼﾘｳｽ「……何お前ら。こんな時間になにしてんの？」

シリウスは私たちを睨んでいた。

そんな目、今までみたことない。

ｼﾘｳｽ「A、リーマスの次はジェームズか？
…………尻軽女が。」

え、？

シリウスは、なにを、

何を言ってるの？

やめて、そんな目で私をみないで。

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「シリウス！！！」

ｼﾘｳｽ「お前も何だ、エバンズからそいつに乗り換えたのか？」

ｼﾞｪｰﾑｽﾞ「そんな訳ない。僕はエバンズ一筋だ。シリウス、謝るんだAに」

ｼﾘｳｽ「本当のことだろ！！！！」

今度はジェームズがシリウスに殴りかかった。