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私は中庭で本を読むのが好きだ。
元々本が好きだったし、この季節は風が涼しくて気持ちがいい。
その日は特に日差しが心地よくて少し眠ってしまった。
最近悩みが多くて眠れなかったのもあったのかも知れない
少しして、
そばにナニカの気配を感じて焦って起きた。
そばには、クゥンと鳴く黒い犬がいた。
『びっくりした、』
ゆっくり撫でてあげるとその犬は私の手をぺろぺろと舐めた。
『あなたの飼い主はどこ？ふふ、くすぐったいわ』
真っ黒な犬はどこかシリウスを感じさせた。
ただ、黒髪と黒い見た目を重ねてしまっているだけだろうけど。
『かわいい。』
飼い主がいないなら私が飼いたいなあ、
ダメか、だって寮生活だもの。難しいわね。
それから毎日のように私は中庭で本を読み、
その度に黒い犬は現れた。
『やっぱり飼い主居ないのかしら……』
その日は早くに本を読み終わり、
いつものように犬を撫でていた。
『ねえ、聞いてくれる？』
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00137R(プロフ) - 泣きすぎて眼鏡がべちゃべちゃになりました...こんなに素敵な作品に出会えて幸せです☺ (2月17日 23時) (
レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリームソーダ | 作成日時：2024年1月31日 0時
