【完結】兄の親友と恋をした【シリウス・ブラック】 (ページ31)

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シリウスの容疑は晴れず、

ホグワーツから離れなければならなくなった

『シリウス、私も連れて行って』

シリ｢君を連れて危険な目に合わせるつもりは無い。
そんなことをしたら、君のうるさい兄に怒られてしまう｣

『……お願い、もう離れたくないと言ったはずよ』

ハリー｢僕達は大丈夫だから、2人で逃げて｣

シ｢……分かった、一緒に行こう｣

幸せだった。

2人で過ごした日々は、長くは続かなかったけれど、

それでもあの時は、リリーやジミーが生きている時と同じぐらい幸せだった。

騎士団が集結した。

もう時期、戦いが始まる。

『シリウス、愛しているわ』

シリ｢……私も同じだ。｣

髪を短く切り、再会した時よりふくよかになったシリウスは、あの時と変わらない笑顔を私にみせた。

『シリウス、あなたを失うのが、すごく怖い』

シリ｢居なくならないさ。Aこそ、居なくならないでくれ｣

嫌な予感が、頭にベッタリとこびりついて離れない

『あの時に、戻れたら……学生時代に戻れたら、嬉しいのに』

ジミーがいて、リリーがいて、

貴方がいて。

それだけで、幸せなのに。

貴方は確かに、居なくならないと言ったのに。

どうして、私の腕の中で冷たくなっているの？