【完結】兄の親友と恋をした【シリウス・ブラック】 (ページ4)

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『……何がしたいのシリウス』

シリ「ドレスだよドレス。」

『ドレスなら持ってるわ帰りましょ』

2人はホグズミードで服仕立をしていた。

シリウスは慣れた手つきで次々と注文をしていく。

Aはされるがまま採寸され、みるみるドレスのデザインが決められていく。

『ちょっと待ってこれって』

シリ「黒を基調としたドレス。良いだろ」

『私あなたとパーティーに行くだなんて一言も！』

それにドレスのデザインは同じような色が使われており
まるでお揃いだ。

シリウス「クリスマスまでに仕上げてホグワーツに送ってくれ」

まるで話を聞かない不躾な男にAはうんざりしていた。

リリー「あ！帰ってきた！！」

私の名前を叫びながら抱きしめてくるリリーに、

シリウスを睨みながら近づいてくるジミー。

ジェ「Aに何をした？」

シリ「何ってちょっとお揃いのドレス買いに行ったんだよ」

ジェ「お揃いのってなんだふざけてんのか？だいたいお前には彼女が何人もいるだろ」

『え？』

何人も？

ジェ「A。シリウスと行きたかったなら仕方ないが今回はダメだ。僕がエバンズを諦めるから僕と行こう」

『え、でも、オーダーメイド注文してもらったし、』

お金がかかっているため少し申し訳なく思う。

でも彼女がいるならクリスマスパーティーを一緒に行くべきじゃない。

どうしたらいいか。

シリ「彼女達とは別れた。つい一昨日みんなと縁を切った。」

ジェ「は？あの常に3人以上彼女のいたお前が？」

リリー「Aはこんな話聞いちゃダメよ。」

シリ「今回だけだ！！何もしない！」

ジミーもリリーも疑っていたが、少し可哀想だ。
仮にも友達にこんな目で見られるだなんて。

『私別に大丈夫よ。数時間だけでしょう？』

そんなにクリスマスパーティーに行きたいなら仕方ない。

今回だけ。

ジェ「っ、でも、なあ、、」

『リリー、今回だけジミーをお願い出来る？』

Aはもう面倒臭いこの揉め事を早急に解決したかった。

リリー「……Aが言うなら、今回だけよ。」

ジェ「クソ、喜びたいのにA……」