【完結】兄の親友と恋をした【シリウス・ブラック】 (ページ26)

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『セブ…今、なんて言った…？』

いつも気をつけていた呼び方すら気にならないほどに、

私は混乱していた。

スネイプ｢どうもこうもこの新聞を読めば分かるのでは無いのかね？｣

セブの持っていた新聞には、大きな写真が貼られてあった。

『……シリウスが、アズカバンを抜け出しただなんて』

どうして今になって突然？

もう、12年も経っていたのに。

スネイプ｢ブラックは必ず貴様に会いに来る。貴様を殺しにな｣

『そうかしら？本当ならシリウスはあのハロウィーンの日に私も殺しておくべきだったのよ』

ああ、ハリーはどんな風に思うかしら。

『シリウスはリリーとジミーを売ったりしないわ』

スネイプ｢ブラックが売った。そして大量殺人を犯した｣

これ以上は拉致があかない。

スネイプ｢吾輩が貴様を見張る。そうでなくともホグワーツは吸魂鬼に守られることになったがな｣

部屋を出ると、生徒が着いたようで
続々と城へと入ってきていた。

そして、酷く懐かしい顔を見た。

『リーマス･ルーピン。』

リー｢…驚いた、まさか君が居たとは。｣

声をかけると彼は振り返り、驚いていた。

リー｢元気にしていたのかい？｣

『あら、噂は聞いた事あるでしょ？』

リー｢うーん、まあそうだね。聞いていたよ。｣

私はハリーを育てることすら出来ず、

死人のような顔ぶれで、

ホグワーツで生徒に冷たく接するような

誰も信用しない女

リー｢すっかり変わったという噂だったのに、今は顔色もいいようだ。……ジェームズも、心配せずに済むね｣

『私、遠回しに聞いたりするの苦手だから直球に聞くわね。あなた、シリウスを信じてる？』

しばらくの沈黙、それは、聞かなくてもわかる、

リー｢…彼と付き合っていた君には申し訳なく思うが、シリウスは許されない事をした。｣

『私はシリウスを信じてるわ』

リー｢それは、君を大切に思っていた兄や親友に対してどうなんだ？｣

リーマス･ルーピンは、声を強ばらせるように言った。

『シリウスは何も悪いことはしていないわ。きっと、何か思い違いが』

リー｢……すまない、そんな顔をしないでくれ君にそんな顔をさせるとジェームズやリリーに……シリウスにも、怒られてしまう。｣