【完結】兄の親友と恋をした【シリウス・ブラック】 (ページ23)

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『マグル生まれを守るためにも全員家に返すべきですわ！』

マグル生まれが2人もやられた。

今はマグル生まれだけかもしれないが、
いつ半純血や血を裏切る者が標的になるか分からない。

ハリーは、半純血だ。

校長｢落ち着くのじゃ、｣

『落ち着けると、お思いですか？
ハリーが全校から犯人だと思われている。』

『ハリーに何か危害が加わるのなら、
私は加えたものを許す気は無いです。』

校長｢随分と…ハリーを、愛しておるのじゃな｣

『当たり前です。兄と親友の、たった1人の子供です』

今更自覚するなんて遅いものだ。

赤子だったハリーを引き取らず、誰も愛さず信じず過ごしていたのに。

あの子を見ると、愛してしまう。

叶うことなら、ジミーとリリーに生きて欲しかった。

生きて、3人で過ごして欲しかった。

シリウスにも、そばにいて欲しかった。

『秘密の部屋の調査、私に任せてください。』

校長｢そのつもりじゃ。｣

グレンジャーが犠牲になったのは、しばらくしてからだった。

校長も不在の中、マグル生まれの犠牲者が増えていく。

マクゴナガル｢生徒は至急寮へ戻りなさい。先生方は…｣

嫌な予感がした。

マク｢生徒が1人、秘密の部屋の中へ連れ去られました。｣

『……え？』

マクゴナガル先生は、連れ去られた生徒はジニー･ウィーズリーだと答えた。

ロンの妹だ。

ハリーじゃなくて、良かっただなんて。

皆はギルデロイに任せ各々秘密の部屋について調べだした。

私は、ギルデロイをつけていた。

こいつはどうせ逃げ出す。