【完結】兄の親友と恋をした【シリウス・ブラック】 (ページ3)

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リリー･エバンズ。

それは、数少ないAの友人のひとりだった。

2人とも成績優秀でスラグ･クラブに所属しており、
2人の仲がいいのは周知の事実だった。

そして、Aの双子であるジェームズが彼女に惚れているのも皆が知っていた。

リリー「A！先生から聞いた？今度のクリスマスなんだけど」

『あ、リリー！聞いたわ。』

噂をすれば、リリーが駆け寄ってきた。

話の内容はスラグ･クラブのことらしい。

リリー「それでパートナーの事なんだけど……」

廊下で話していると、例の男が話を遮るように入ってきた

シリ「じゃあジェームズを誘えば良いじゃねえか。で、お前は俺とな。」

リリー「は？」

『……え？』

リリー「なあに、2人って面識あったの？」

リリーが疑わしげにシリウスを見ていた。

シリ「この間友達になったんだよ。な？」

『なったの？』

はっきりいってあの一瞬で友達と呼ぶほど
Aは単純ではない。

リリー「なっていないようだけど？それに私がポッターと？Aとペアを組んだ方が何倍も楽しいわ。」

ジェ「シリウス。何してんだ？」

リリーはややこしいのが増えたと顔を引き攣らせた。

リリー「シリウスがあなたと私がスラグ･クラブのクリスマスパーティーに行けって言うのよ。そしてシリウスはAと行きたいらしいけどね。」

ジェ「僕がエバンズと行くのはいいとして、お前は許さないシリウス。」

リリー「あなたとも行かないわ。私はセブを誘うつもりだったの。」

ジェ「どうしてだ！僕と行こうじゃないか！！」

『リリー、ごめんねジミーが、、』

シリ「で？この面子で行くのか？」

「「『だめ』」」

シリ「じゃあお前ら2人は勝手に話し合っとけよ。
行くぞA」

『えっちょ、私も反対したんだけど！！！』

シリウスに腕を引かれて連れていかれる。

後ろでジミーとリリーが追いかけようとするもシリウスが妨害したせいで2人はついてこれていない。

面倒なことになりそうだ。