【完結】兄の親友と恋をした【シリウス・ブラック】 (ページ17)

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ジェ「A!!待つんだ！！」

『……離して、ジミー、』

ジミーに腕を掴まれて止められた。

ジェ「なんで言わなかった」

『何を』

ジェ「シリウスの元カノにされてた事だ」

『何もされてない!!』

ジェームズははあ、とため息をついた。

ジェ「こっちを向くんだ。」

『いや。』

あなたの目を見ると、私はきっと頼って泣いてしまう。

そんなの嫌。

ジェ「嫌なら仕方ない。僕が合わせる。」

『っ、……』

ジミーは私の手を掴んだまま私の前にかがみ、
目を合わせてきた。

ジェ「泣かないで俺の可愛い妹。兄は頼られると嬉しいんだ。だからなんでも頼って欲しいんだ。」

『……迷惑、かけたくないの。リリーを巻き込みたくない。シリウスとジミーに頼ったら、2人に迷惑がかかる、そんなのいや』

ジェ「誰にされた？」

この腕の腫れも、僕は知らなかった。
と、ジミーは言った。

『レイブンクローの、先輩達に、』

ジェ「聞いたか？シリウス。リリー。」

急いで後ろを振り返ると2人がいた。

聞かれてしまった。

シリ「レイブンクロー、名前が分かんねえな……」

リリー「私のAを傷つけるなんて許せない。顔は覚えてる？」

『やめて、巻き込みたくないよ、』

不意に、シリウスに抱きしめられる。

シリウス「好きな女に迷惑かけられるなら本望だろ。
それより、1人で苦しんでる方が俺は嫌だね」

『うっ、うあ、』

シリ「泣いていい。気が済むまで泣いたらいい。
後は俺たちに任せればいいから。」

私はその場で泣き疲れて寝たようで、

後日聞くと3人とリーマス、ピーターが私に意地悪をした人間を片っ端からはっ倒したと聞いた。

『……迷惑、かけちゃった。』

シリ「迷惑なんて思わねえって言ったろ。」

シリ「そうだ、今年のクリスマスのドレスでも買いに行こう」

『……そうね！』

7学年に上がり、リリーとジミーが付き合うようになった。

そして、闇の力は膨れ上がっていった。