【完結】兄の親友と恋をした【シリウス・ブラック】 (ページ16)

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Aが避けるのは俺だけじゃない。

リリーやジェームズとも距離を置いた。

『あいつ、飯食ってんのか？』

大広間で食事すらとらないAを心配してリリーに聞くと
どうやら部屋の前に置くと少しは食べてくれるらしいが少ないと言う。

「……何が、ダメなんだ。」

今回ばかりはジェームズも何も知らないらしい。

いや、こいつはAの気持ちの変化も知らないからダメだ

何を言えばいいんだ。

好きと何回も、愛してるとずっと伝えてきた。

それがダメって言うのか？

授業で見かけるAはどんどん窶れていた。

笑顔も次第に見せなくなった。

「Aの教科書は、なんであんなにボロボロなんだ？」

リリー「……まさか」

「なんだ？」

リリー「あなた、本当に気が付かないの？」

ジェ「……俺が話をつける。」

いつもふざけてるジェームズがAの後を追って行った。

「リリー、頼む。なんなんだ、教えてくれ」

リリー「あなた、元カノときちんとケジメをつけて別れたの？」

別れようって一方的に別れた。

リリー「Aはあなたの元カノ達に嫌がらせされてるのよ！！！！」

「は？」