【完結】兄の親友と恋をした【シリウス・ブラック】 (ページ14)

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○ ページ14

ジェ「僕の妹は頭が良いんだ。勉強熱心で、誰よりも努力家なんだ！！！しかも顔まで可愛い、本当だ！！」

リーマス「これ、いつまで続くの？」

ピーター「着くまで……？」

「黙って聞くしかないだろ」

コンパートメントで一緒になったのは個性的な3人。
特に個性的なのはジェームズだった。

奴には妹がいるようで初対面から妹自慢ばかり話していた。

ポッター家も純血だ。

しかし彼は妹を大事に思い大切にしている。

まあ正直羨ましくもあった。

純血主義に縛られないというのは、

あまりにも理想的だったからだ。

奴の妹を見たのは、組み分け帽子をかぶった時だ。

「A･ポッター！！」

ジェームズと同じ苗字だからすぐに分かった。

艶のある黒髪に、ジェームズとは違うガラス色の瞳

グリフィンドールと言われ、喜ぶ彼女の声は
鈴のように可愛かった

この時から俺は、彼女に恋してた

ジェ「Aに近づく男は全員散らしてやったんだ俺が！」

厄介な兄だな、と思った

何度も、何度も話しかけようと思った

友達の妹なんだ別に話しかけても良いじゃいか

でも、いざ彼女を見るとろくに話せないような気がして、

変なとこで恥ずかしがっては話しかけるなんて出来なかった

それから1年、2年と経ち、自分がそれなりにモテることを自覚した

特に何もしなくても女が寄ってきたし、
Aに話しかけることすら出来ない俺は
ストレスを発散するように
女と付き合うようになった

来るもの拒まず去るもの追わず

特定の相手すら作らず、いつも目はAを追っていた

その辺の女に好きだと伝えたこともなければ、
抱いたこともない

そういう雰囲気に無理やり引き込まれたこともあったが、
たたないのだ仕方ない

ジェ「Aに彼氏が出来たら俺は生きていけない」

5年生になると、ジェームズはしきりにこの話題を出した

5年生、まあそういう関係のやつが出来ても仕方がない

嫌だ。

5年生の冬、いざ話しかけるとやっぱり緊張はしたが、
愛おしいと言う気持ちがわいて、

ただ自分のことをもっと知って、好きなって欲しいと思った

その日のうちに女を全員切った。

クリスマスパーティーは夢のような気持ちだったし、
俺とお揃いのドレスを着たAに見蕩れて失礼だ、と怒られてしまった

ただ、そばに居たかった

その一心で俺はAに構い続けた

まあ、ジェームズからは度々怒られたが