【完結】兄の親友と恋をした【シリウス・ブラック】 (ページ2)

今日:40 hit、昨日:51 hit、合計:21,774 hit

･ページ2

5学年の冬、兄の友達らしき人間に声をかけられた。

『あなたは誰？ジミーの知り合い？』

「シリウス・ブラック。聞いたことないか？」

シリウス・ブラック。

ジミーの口からよく聞く友人の名前の1つだった。

もっとも、この5年間校内で兄と関わることはあまり無かったせいか友人とは1度も話したことはない。

『ジミーの友達が私になんの用ですか？』

シリ「いや？ジェームズが口うるさく語る妹がどんなものか見に来たんだ。良いだろそれくらい。」

『ジミーは私を過大評価しすぎなの。あまり気にしないで』

事実、ジミーは私に対して過大評価しすぎだった。

天才だ才能があると言いながら私にはジミーのように箒に乗りこなすことは出来ないし

テストも一生懸命勉強してやっと1位を取っている。

勉強せずに首席に近い成績を収めるジミーとは違う。

シリ「お前名前は？」

『ジミーに聞いてないの？意外だわ』

ジェ「何してるんだ？2人とも。」

びっくりした。

急に現れるんだもの。心臓が持たないわ

『ジミー！急に出てこないでよびっくりするでしょ？』

どうせイタズラしようとして透明マントで
移動中だったんでしょ。

ジェ「ごめんよ愛しいA。所でシリウスはそこで何してたんだ？まさかとは思うけど僕の妹を口説こうとした訳じゃないよな？」

シリ「さあな。お前があんまりうるさいから見に来ただけだ。」

ジェ「言っとくがシリウス。お前に妹はやらねえからな
お前は妹に悪影響だ。女誑しが。」

シリウスは心外といった表情をしたが

シリウスが女誑しなのは事実だった。

ジェームズによる口止めでAの耳にそのような噂が届くことはなかったが、ホグワーツでは有名な噂だった。

シリウス・ブラックは、相当な遊び人だと。

今は上級生に彼女が3人はいるのだとか。

しかし、Aにとってそんなものは興味もないし
聞いたことすらない。

そんなシリウスと愛しいAが知り合ってしまった。

ジェームズは1人で頭を抱えたらしい。