仲良し家族*9 (ページ41)

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和Side

「お昼寝する？まーくん。
お腹いっぱい食べたもんね～、
サラダも頑張って食べたし。
後で褒めてもらおうね。」

昼ご飯を食べた後、
ソファーでウトウトしだした雅紀。

雅:「ん～ん……、」

「ふふっ、分かったから。
身体冷えたら嫌だから、これだけ掛けておこうね。」

雅紀の身体にブランケットを掛けて、
俺はその隣に腰を下ろしてあるものを開く。

雅:「………こんどは、なんのやく？
ひーろーぉ…？」

「ん？今度はねぇ…」

俺が今、手にしているものは今度のスペシャルドラマの台本。

ヒーローって言うよりは……、
う～ん、、真逆だね。悪役だもん、こいつ。

「悪者かなぁ…、」

俺がペラペラと台本を捲りながら答えると、
とびきりの笑顔で、

雅:「じゃあっ！まさが、ひーろーやってあげるね！？れんしゅーしよ？？」

そう言った。

すっかり眠気なんて吹き飛んでしまった雅紀は、ソファーから降りて自室へと向かっていった。

ふふっ…今日はヒーローごっこかなぁ。