仲良し家族*9 (ページ24)

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翔Side

ス:「櫻葉さん、こちら○○校長先生です。」

「どうも…、この度はご協力頂きありがとうございます。よろしくお願い致します。」

そして、
あっという間に雅紀の学校へ行く日。

雅紀には勿論言ってない。
隠してるわけじゃないけど、仕事だし。
普段の授業参観や迎えに来てるのとは違うから。

校:「こちらこそ、よろしくお願いします。
櫻葉さん。」

校長先生が俺に微笑みながら、
手を差し出す。

校長先生は、俺が雅紀の親であることを知っている。それでも…、きちんとそれとは別として、接してくださる。

「……、お願いします。
では、早速ですが…」

校長先生が差し出した手を握り、
インタビューを始める。

校長室に通された俺は、
校長先生と対面に座り話を進めて行く。

時折、メモを取りながら、
この学校の活動についてを頭の中に入れて、質問をしながら進める。

インタビューがひと段落した時、

ス:「校庭から、元気な声が聞こえてきますね。体育でしょうか？」

っと、スタッフの一人がふわっと微笑みながら校庭に目を移した。

すると、

校:「今一年生は、校庭でドッジボールやってるみたいです。良かったら、一緒に見に行きませんか？」

そう俺に向かって微笑んだ。