＊ ページ21
潤Side
「ったく、まー……心配するだろうが。」
雅:「ん……、ごめんなさい……」
翔兄に抱かれて帰ってきたまーを
すぐにお風呂に入れる。
翔兄は今、村上先生に連絡してるから
今日は俺とお風呂。
「んで？何があったの。…ん？」
雅:「…てすと、、がね…？わるかったの」
「テスト？それを見せたら翔兄に怒られると思ったの？」
雅:「…ん。」
翔兄に似たのか、頭は良いまー。
まぁ、たまーにね。ひらがなとか書き間違えちゃうことはあるけど…(笑)
字の大きさの問題だったりするから。
ほら、「っ」が「つ」に見えちゃったりさ。
でも、こいつは普段のテストとかはほとんど100点なはず。
そんなまーがテストで悪い点？
雅:「でも……とーちゃん、おこらなかったの。」
翔:「そりゃ、怒るわけないだろ？」
へっ？
いきなり声がしたと思えば、
風呂に入ってきた翔兄。
翔:「潤、お前もう洗え。
雅紀はもうちょっと温まろっか。」
俺を追い出して、シャワーを軽く浴びて
湯船に浸かる翔兄……。
俺は仕方なく、湯船から出て親子二人の様子を横目で窺う。
翔:「だって、さっきも言ったけどテスト自体はできてるから。今度からちゃんと忘れずに名前を書けば良いだろ？」
雅:「…ん。」
翔:「そんな落ち込むなって。な？
風呂上がったら、ご飯だよ。今日は潤お手製のグラタンだぞ？」
雅:「…ぐらたん？」
翔:「そっ！グラタン！」
雅:「ひゃひゃっ、ぐらたん！」
翔:「はははっ、グラタン！」
なんだこの親子…。
ま、楽しそうだからいっか♪
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 327人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あーちゃ
| 作成日時：2015年2月17日 18時
