仲良し家族*7 (ページ43)

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潤Side

雅:「……潤にいちゃん…」

「ん？どした、まー。腹痛い？」

今は、まーの部屋で二人きり。
翔兄は、自分の部屋で調べ物をしている。
ノートパソコンを雅紀の部屋に持ってきたんだけど、俺が自室へと戻らせた。

だって、そんな姿、今のまーに見せたら。
こいつはもっと責任感じるだろうから。

雅:「んーん……、ちょっといたいだけ…。
潤にいちゃん、とーちゃん…おしごとへいき？」

ほら。
まーは、自分の為に病院に毎日来てる翔兄を本当に心配してた。
仕事終えて疲れてても、
翔兄の寝ているところを見ていないから。

「ん、今日はいつも通りのお仕事だけだって。今、寝てんじゃないかな？」

雅:「そっかぁ…、よかった。」

「もう寝ろ？疲れただろ……
久々の自分のベッドでゆっくり休め。」

頭を撫でてやれば、そっと目を閉じて寝息を立て始めたまー。

ごめんな、まー。
嘘つくのは辛いけど…、
俺達がお前の不安の元、少しでも取り除いてやるから。

まーの頭を撫でて、部屋を後にした俺は。

「翔兄…ちょっといい？」

そう言って、まーの部屋の前の翔兄の部屋のドアをノックした。