仲良し家族*7 (ページ41)

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潤Side

翔:「ごめん。そのまま、朝のやつもこなしてくるからさ…。明日の昼までお願いできる？」

「ん。俺と和兄でなんとかするから、大丈夫だよ。」

和:「さ、早く行った行った！」

申し訳なさそうに俺らに顔を向けて、お願いする翔兄。

そんな翔兄の背中を押す和兄は、
苦笑いを浮かべている。

和:「ふぅ……、やっと送り出せた。」

「んね、やっぱ俺らじゃ頼りになんねーのかな…」

分かってるよ？翔兄が雅紀のことが大事すぎることくらい。
だけどさ、毎回思うんだけどさ。

俺らにもっと頼ってくれていいんじゃね？

俺らってそんな頼りない？

って思っちゃうんだよな。
小さいのかな、俺。

和:「……潤。」

「あぁ…、ごめん。」

すると和兄は俺の頭に手を乗せて、

和:「分かり切ってることだろ？(笑)
この親子の性格は。人に迷惑かけるの嫌がるし、気遣い屋さんだから。」

そうだね。
本当に、まーは翔兄似だなって思う。
まだ小学生なのに、俺らにまで気を遣ってさ。

雅:「……ん……っ…んんっ…」

和:「あ、まーくん起きた？お腹痛いかな…」

起きたみたいで、
身体をくの字に曲げて、震えるまー。

早く良くなりますように。

そう願いを込めて、
まーの小さな腹を摩った。