仲良し家族*7 (ページ40)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:358,062 hit

＊ページ40

翔Side

和:「ごめん、俺分かってやれなかった。」

潤:「俺も…、ごめん。」

「へっ？あー、雅紀俺にしか言わないから。大丈夫、ごめんな。変に心配させたよな。」

雅紀のオムツを換えて、寝かしつけた俺。

やっぱり、俺以外は嫌みたいで…。
和達にも一旦病室から出て行ってもらった。

潤:「……翔兄、仕事大丈夫？」

へっ……？

潤:「…たまたま、聞こえてさ。呼び出されたんでしょ？」

あー……、聞こえてたのか。

さっき電話してた内容は、今日の夕方にある収録に急遽出てくれないかということだった。元々出る予定の人が、インフルエンザかかっちゃったらしくて…。
代わりを探してるけど、なかなか見つからないらしい。

それで、つい。
引き受けるって言っちゃったんだよな…

和:「……、行っておいでよ。翔兄。」

「……、ごめん。」

潤:「謝らなくっていいから。お昼まだでしょ？お昼食べてさ、仕事行くまでまーのそば居てやんなよ。」

………和、潤。

和:「あ。まーくん吐き気振り返しちゃったかな。」

雅:「…んっ……んんっ…っ…」

和:「まーくん、吐きそう？身体、起こす？」

潤:「いや、横向きの方がいいんじゃない？
まー、ちょっと横向こうな。」

雅紀が吐きそうなのに、一早く気づいた和。そして、体勢を手際良く変えてくれる潤。

やっぱり頼れる弟達だ…