仲良し家族*7 (ページ34)

今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:358,071 hit

＊ページ34

和Side

病院に行くまで、休む暇もなく、
ほとんど吐いてた雅紀。

今は、いつもの病室で休ませてる。

智:「脱水症状出てたから点滴したよ。あれだけ吐いてちゃあね、脱水にもなっちゃうわ。」

今はやっと治まったのか、
うとうととしてきた雅紀。

まぁ、まだまだ油断は禁物だけど、少しの間でも寝れたらいいな…。

潤:「翔兄には連絡しといた。入院した方が良さそう？」

翔兄は仕事中だからって、
メールで連絡してくれた潤。

雅紀の髪を優しく撫でながら智兄に問いかける。

智:「ん～、おいらとしては、ね。自宅療養でも良いんだけど、入院の方が安心かな。」

この間も入院したばっかりなのに…。
雅紀、嫌がるだろうなぁ…

潤:「そっか。まー、頑張ろうな…兄ちゃん達居るからな。」

智:「また入院ってことで、翔も相当不安がると思うから…、サポートよろしくね。」

誕生日をここで過ごして…、
きっとこのままだと年越しもここでかな。

ほんとに…、変わってあげたいよ。

智:「あ、雅紀吐いちゃおうね～。和、後ろから抱きかかえて？潤、タオル。」

潤:「ん。まー、頑張れ頑張れ。」

寝ていた雅紀が、顔を辛そうに歪めて
口元に手を当てたのを見逃さなかった智兄。

俺は、雅紀の背中側に移動して、
雅紀が吐きやすいようにしてやる。

「辛いね、まーくん。」