仲良し家族*7 (ページ26)

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和Side

潤:「よしよし…、潤兄ここに居るからなぁ。お水飲もっか、な？喉痛いだろ～？あんなに大きな声だして(笑)」

雅:「んっ。」

潤:「どした～？今日は甘えたさんだね、まー。」

雅:「んっ。」

今、俺の目の前には、ソファーの上に座っている潤と、その潤に抱かれている雅紀の姿。

潤を視界に捉えた瞬間、ピタッと泣き止んで、潤に手を伸ばした雅紀。

もう、救世主だよ、潤は。

潤:「んで？何があったの？お話しして、まぁ。」

雅紀の背中をポンポンっと優しく叩きながら、問いかける潤。

雅:「いなくなっ、た…」

潤:「そっか。だぁいじょうぶ。まー、顔を上げて？」

雅紀の”いなくなった”って一言で全てを悟った俺と潤。

潤は、いつもより優しい口調で雅紀を呼んで顔をあげさせた。

潤:「まぁ、よく見て？今、まぁの目の前に居るのはだぁれ？」

雅:「……じゅんにぃちゃん。」

潤:「うん、そうだね。目の前に居るでしょ？雅紀のことを抱っこして居るのはだぁれ？」

雅:「…じゅんにぃちゃ…」

潤:「もう大丈夫かな。まー、潤兄は、雅紀のそばにいるから。今日は一緒に寝よっか、な？」

潤がニッコリと雅紀に微笑めば、コクリと小さく頷いた雅紀。

そんな雅紀を抱き上げたままサッと立ち上がった潤は、

潤:「和兄、おやすみ。俺、朝早いから、まー起きる前にそば居てやって？」

そう言ってリビングを後にした。