44話 悲しい瞳 ページ46
〜つぎの日(朝)〜
早くに目が覚めた私は、学校の周りを散歩していた
学校裏のゲレンデの方から声がしたので見に行った
ゲレンデには、スノボを練習している円堂くん、風丸くん、染岡くんの3人がいた
そして、木の影から3人を悲しい瞳で見つめる吹雪くんがいた
私は吹雪くんに近づく
A「吹雪くん……」
吹雪「！？A！おはよ、早いね」(ﾆｺｯ
A「ねぇ…………どうしてそんな風に笑ってるの？」
私は疑問に思った事を口にする……
吹雪「え……？」
A「何で無理して笑ってるの？」
そう……吹雪くんはどこか無理して笑っている……
彼はたまに作り笑顔を見せる
吹雪「ボク、無理して笑ってなんか A「無理してる、他の人は黙せても私は騙せないよ」…………」
昔から私は人の顔色を判断するのが得意だった…………いや、得意になった…………"ある人"のせいで……
だから、吹雪くんが作り笑顔をしているのも分かった……もちろん、純粋な笑顔のときもあったよ……
A「それに、吹雪くんって雪崩が怖いんでしょ？？」
吹雪「！？」
A｢やっぱり…………階段のときもスノボのときも……雪が流れてきたのに驚いて怯えてた…………何故、そんなに怯えるの？｣
吹雪「…………」
A「…………無理にとは言わないよ、言いたくない事の一つや二つは誰にだってあるし…………私にもあるし……」(ﾎﾞｿｯ
吹雪「いや…………Aちゃんになら…………キミになら話してもいいような気がする……ここじゃ、あれだから少し移動しようか」
A「うん…………」
私たちはゲレンデから少し離れた場所へと移動した
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桜舞姫(プロフ) - SAKI☆さん» コメントありがとうございます！たくさん更新出来るよう頑張ります！^^* (2016年8月9日 22時) (
レス) id: a231d89748 (このIDを非表示/違反報告)
SAKI☆(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください (2016年8月9日 18時) (レス) id: eaa21adaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜舞姫 | 作成日時：2016年8月6日 22時
