45話 吹雪の過去 ページ47
吹雪くんは倒れた樹木に腰掛けた
吹雪「Aちゃんも座って」
吹雪くんが自分の横をﾎﾟﾝﾎﾟﾝと叩く
私はそこに腰掛ける
吹雪「…………」
A「…………」
何故か沈黙が流れる……
吹雪「……Aちゃんはさ…………兄弟っている？」
不意に吹雪くんが聞いてきた
A「兄弟……？いないよ……」
吹雪「…………ボクにはね……弟がいたんだ…双子のね……アツヤっていうんだ」
A「いた……？」
吹雪「……」(ｺｸﾝ
私の問いに小さく頷く
吹雪「ボクとアツヤは昔からサッカーが大好きでね……ジュニアチームでも一緒にサッカーやってたんだ…………
ボクがボールを奪って、アツヤがシュートを決める…………
ずっと、2人でサッカー続けて、試合でもたくさん勝とうって昔、誓ったんだ
でも…………ある日、事故が起きたんだ…………｣
A「事故？」
吹雪「試合の帰り、家に帰る途中…………雪崩にあってね………………
もちろん、そこにはボクとアツヤだけじゃなく、父さんと母さんも乗ってた……運良く、ボクだけ車から放り出されて助かった…………
でも、父さんと母さん、アツヤは…………｣(ｶﾞｸｶﾞｸ
吹雪くんが昔の事を思い出して震えだした
A「もう、いいよ……これ以上言わなくて」(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
私は、吹雪くんの背中を撫でる
吹雪「大丈夫…………最後まで聞いて欲しいんだ……｣
A「…………そう……」
吹雪くんは、話を続ける
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桜舞姫(プロフ) - SAKI☆さん» コメントありがとうございます！たくさん更新出来るよう頑張ります！^^* (2016年8月9日 22時) (
レス) id: a231d89748 (このIDを非表示/違反報告)
SAKI☆(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください (2016年8月9日 18時) (レス) id: eaa21adaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜舞姫 | 作成日時：2016年8月6日 22時
