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部屋は静まりかえっていて、メンバーは誰一人も喋らなかった。
私はそんな雰囲気に耐えるほどの体力も残っていなかった。
『悪かったわ。私の負けよ。』
(このままだと、もし狙われた時、何も対処できないわ、、。今日は早く部屋に戻らないと、、、。)
私はそう席を立ち、部屋から出ようとする。
LAN「俺もごめんな、、ちょっと少し感情的になっちゃって。」
そうLANが言ったときには、さっきの感じはもう消え去っていた。
LAN「疲れたよね?今日はもう部屋でゆっくりしな?」
『そうするつもりよ。』
そういい、ドアノブに手をかけた瞬間、
LAN「ちょっと待って!お詫びにっていうのもなんだけど、俺が部屋まで送るよ。だからいるま達は少し休んで待ってて。」
いるま「…了解。」
そう言い、LANは席を立った。
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ガチャッ
LAN「ほんとさっきはごめんね!全然忘れて!むしろ忘れて欲しいまである!」
『私こそごめんなさい。言いすぎたわ。』
私たちは廊下を歩きながらそう話していた。
そうするとLANは突然別の話を振ってきた。
「Aは今までどういう立ち回りだった?」
どこまで言っていいのか分からないため、なんとなくで伝える。
『そうね、、人を誘惑して殺す、、それ以外も少しやってた程度よ。』
LAN「ヘェ〜こっちでは大体そういうのはこさめが担当してたんだよ。でも、アイツ可愛いけど一応男だからな、通用する相手としない相手がいるんだよ。だからAに今後任せるかもな。」
『まぁ私はなんでもこなせるから平気よ。』
LAN「すごい自信だなぁ、誘惑って相手が求めてることを見抜く力が必要だから大変なのに…そういうの得意なの?」
『そういう能力みたいなのを持ってるの。まぁオーラ的なのを見ることが出来るっていう感じよ。』
少し濁して言ってみる。
LAN「ヘェ〜人間そんな事出来ちゃうんだ…!やっぱAは才能の原石だね!」
彼がそう私に笑顔で言ってくるのについムカついてしまい、思わず本音が出てしまった。
『でも、、それはあなたも同じでしょ?LAN。』
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moca🎼 - 続き待ってまーす (12月3日 16時) (レス) @page47 id: 27bbe21924 (このIDを非表示/違反報告)
栞(プロフ) - インフルエンザ…大変ですね…ゆっくり休んでくださいね! (9月22日 15時) (レス) @page47 id: 3a71ef3a25 (このIDを非表示/違反報告)
でんぱぱん(プロフ) - 栞さん» 返信遅れてごめんなさい!そしてありがとうございます!小説の力があってか、現代文と古文の点数が上がりました!(笑)これからも応援宜しくお願い致します! (9月17日 22時) (レス) id: a926ca659a (このIDを非表示/違反報告)
栞(プロフ) - テストお疲れ様です!これからも応援してます! (9月10日 8時) (レス) @page39 id: 3a71ef3a25 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - 栞さん» ありがとうございます!小説で鍛えた語彙力を苦手な現代文に少しでも活かせたら良いなって思ってますw! (8月27日 14時) (レス) @page2 id: a926ca659a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でんぱぱん | 作成日時:2023年8月12日 9時