20話：待ち合わせガールズ！ ページ22
翌日、勉強会をする為
1時に雷門中の前で、水鳥ちゃんと茜ちゃんと待ち合わせをしていた。
神童くんの家で行うため、道案内をしてくれるらしい。
貴方「……時間早かったかな…。待ち合わせより20分も早い。あははは……相変わらず……。」
昔から時間には余裕を持って動くタイプだったと思う。それが裏目に出て、暇な時間が増えたりすることもあった気がする。
貴方「昨日天馬くんに買って貰った服…。さっそく着てみたけど、私には可愛すぎるかな……。」
オフショルダーなんて初めて着た……かも。それに、ショートパンツにサンダル…。ポニーテールにした髪には、リボンのついたヘアゴムを巻き付ける。
カバンは秋さんに借りた、落ち着いた雰囲気の
少し大きいもの。右手には、昨夜一緒に作ったお菓子。
事前に、勉強の聞きたいところもまとめたし、
多分大丈夫なはず……。
瀬戸「A！早いな！」
貴方「あ！水鳥ちゃん、茜ちゃん。こんにちは！」
山菜「こんにちは。Aちゃんの服可愛いね。」
貴方「あ、ありがとう…！実は昨日天馬くんに選んでもらったの。」
瀬戸「へぇ？あの天馬がか？女物の店に行ったら、照れそうなイメージだったぜ。」
貴方「それ私も思った！でも率先して服探してくれて、凄く頼もしかったよ。」
山菜「頑張ったんだね。ね、もう行く？」
瀬戸「そうだな。あーあ、期末試験なんて面倒だよなぁ。」
山菜「嫌いな教科は勉強したくない…。好きな物だけテストしたい。」
2人の一歩後ろを歩く。やっぱり、みんな勉強の好き嫌いはあるよね。私は何が好きだったんだろう。数学は苦手かなぁ。社会とか、国語は好きかも。
瀬戸「なぁ、Aも合宿参加すんのか？」
貴方「あ、うん。でもテスト…補習になりそうで。」
山菜「補習者は参加できないもんね。」
瀬戸「去年も合宿あったんだけどさ。マネージャーってめっちゃ大変なんだよ。他校にマネージャーがあんま居なくてさぁ。」
山菜「他校の生徒の面倒も、私たちが見る。」
貴方「え、でも今年も結構大規模だったよ…？3人で大丈夫……？」
瀬戸「今年は4人だろ！Aがいるしな！」
貴方「で、でも私、マネージャーの仕事とか何も知らないし…！役に立てないかと。」
山菜「大丈夫、ゆっくり教える。」
瀬戸「でもなぁ、Aは監督補佐だし。別の仕事で取られそうだよなって話してたんだ。」
た、確かに…。私に出来ることなら、力になりたいけど…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：暁兔 | 作者ホームページ：
作成日時：2022年2月18日 23時
