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参話 ページ4

「わ!ちょ、ちょっとこれ…」


『足りないかな。生憎手持ちはそれしかないのだけれど』



彼女が投げ渡したのはベリーの札束、それもシュリンク付きのである。
海水を吸ってしまっているが、相当な厚さだ。


「どうぞ次の島までゆっくりしていってね♡」

「チョロすぎだろ」

「にっしっし!!」



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さて、アラバスタ出港時が記憶に新しいが、甲板にてAもウソップの尋問、もとい質問攻めにあうこととなった。



『四年前にあの退屈な故郷を出てからは根無し草の如く放浪していたのだよ。風の吹くまま気の向くままにふらふら〜っとね』


「よ、よし。なんとなく分かったぞ。そんじゃ次だ。その角は一体なんなんだ?」


『これかい?………これはね、そういう流行(ファッション)だ』


「「な〜んだファッションか…ってンなわけあるかァ!!!!」」


ビシィッ!と長鼻くんと傍で聞いていた航海士さんがノリツッコミを入れた。まるで喜劇人(コメディアン)のような息の合い様である。


『わァ、君たち素晴らしいノリツッコミだね。
…実の所私にもよく解らないのだよ、生まれつき生えていたらしいのだけれど。』


「角の生えた種族は確かに居るけれど、貴女、大鬼族(オーガ)でも巨人族でも無さそうね。不思議だわ」


『君は学者先生なのかな。随分と詳しいのだね』


「おーしそんじゃ次の質も…グヘェ!!」


突然目の前の長鼻くんが吹っ飛び、背後から長い黒足とその持ち主のぐるぐる眉毛の男性が現れた。

名は…確かサンジと言ったか。





「質問は後にしろ!!……あァ!僕は運命という雷に撃たれ迷える子羊…貴女を目指してひたすら彷徨うことしか出来ない哀れな男……身体を暖める為のお茶です♡」


『どうも詩的な表現を有難う。全ての出来事はきっと運命なんかじゃなく神様の気まぐれさ。
ところで君はこの船の料理人?』


「ならおれは貴女という女神に暴かれたい♡悶える料理人こと、サンジです♡」


「キメェこと言ってねェで酒出せぐる眉」


「誰がぐる眉だァ!3枚にオロすぞこのクソマリモ頭!!」


まったく…なんてぶつくさ言いながらもすぐさま立ち上がり給仕しに行った彼はきっと"善人"と呼ばれる類の人間だ。

彼に限らずこの船の人間は海賊の癖してどうにも血の気が少ない。世間のイメージから乖離した彼らが妙にちぐはぐに思えて肩から力が抜けた。

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まどろみマフィア(プロフ) - ぽ、ぽぽぽぽぽポートマフィア?!なんですと?!ギュフフィンフィン(ポトマが出てきて歓喜中の中也推し) (1月25日 0時) (レス) @page37 id: 2cd01fe314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月7日 10時

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