検索窓
今日:7 hit、昨日:106 hit、合計:145,302 hit

弐拾話 ページ21

「これはチーム戦だ、忘れるな…"無刀流・竜巻"!!」



さらに回転を加えられたピクルスはビックバンに激突しても尚、切りつけながら回り続ける。



「うわーーーーっ!!しまったどチキショウ!!」



回転剣の餌食となり、倒れ込みそうになったビックバンの背中にはもう既にAが回り込んでいた。
あわや押し潰されそうになる寸前、Aはすらりとした手を伸ばした。


『「チーム戦」だなんて毬藻くんが言えた口じゃないだろう。
"鼓巳・鉤咲(かぎさき)"』




掌中に押し固められたAの覇気が一気に弾け、反動で物凄い衝撃波を生み出した。
グラついていたビックバンの巨体は押し戻され倒れることも出来ずに気絶しているようだ。




「な、な、なんと倒れ込むビックバンの巨体を手だけで押し返したよ!?!ビックバンは倒れることも出来ずにグロッキ〜〜!!
そこへ、剣士のゾロが突っ込むよ!狙いはもちろん"ボールマン"!」





「イヒヒ、通さんど〜!」


ピクルスがゾロとビックバンの間に割り込んできたがそれをサンジがカバーする。


「邪魔なんだよ、お前も、審判も!!」


ピクルスを蹴り飛ばし審判へ命中させた。
明らかに故意であるが審判はレッドカードを出せずにいる。


「昔のクセで…♡」


ナミが審判からカードとホイッスルをスっていたからだ。
そして一人取り残されたビックバンの前で、ゾロがサンジの脚に飛び乗った。



「"空軍(アルメ・ド・レール)パワーシュート"!!!」





人間大砲として発射されたゾロは勢いのままに上顎を掴んでビックバンの上体を思い切り反らせた。
そこへ追い打ちのように膝裏に思い切り蹴りを入れたのはA。



ビックバンの巨体がふわりと浮き上がる。







「まさか!!無敗のグロッキーモンスターズがァ!!!!」






「行けェーー!!!!」




「オオオオオ!!!!!!」





ゾロは雄叫びと共に力任せにゴールリングへと頭をぶち込む。










「ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!!!!!!!!!ゴール!!ゴ〜〜〜ル!!!!」





解説のイトミミズが音割れせんばかりにゴールを称え、大歓声が沸き上がる。
麦わらチームの大逆転劇に、最早敵も味方も関係なしの大盛り上がりである。



そして晴れた空に澄んだホイッスルの音が響く。




「そして今試合終了のホイッスル!!!!
デービーバックファイト二回戦、無敵のグロッキーモンスターズを下しゲームを制したのは、な、な〜んと!!

麦わらチ〜〜ム!!!!大勝利ィ〜!!!!!!

弐拾壱話→←拾玖話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (149 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
345人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まどろみマフィア(プロフ) - ぽ、ぽぽぽぽぽポートマフィア?!なんですと?!ギュフフィンフィン(ポトマが出てきて歓喜中の中也推し) (1月25日 0時) (レス) @page37 id: 2cd01fe314 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年11月7日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。