記憶のほつれ ページ6
最近エドが私に話しかけようとすることが多くなった
ウィンリィに仲直りしろとでも言われたのだろう
プライドが少し高い彼のことだそうに決まってる
もう私には笑いかけるどころか話しかけてもくれないと思っていたからとても嬉しい
…でも私は彼を避け続けた
もっと私が素直な子なら今頃また前みたいに４人でいられた？
最近の出来事としてはそれ以外にもう一つある
エドやアルのお母さん、トリシャおばさんのことである
私の家は町医者をしている
そのためちょくちょくトリシャおばさんがうちに診察やら健康診断に来ていたのは知っている
けれど最近は頻繁に来ている
とても嫌な予感がした
エドと顔を合わせないようにしてから1ヶ月が経ち、最悪な状況下で再び顔を合わせることとなった
それはとても暖かい日差しのなか
母「A…よく聞いて、昨日の夜トリシャが＿＿」
『え……？』
周りから沢山の人の鳴き声が聞こえる
何故陽だまりの様に暖かい人だったはずなのにこんなにも冷たいの？
何故目を覚まさないの？
『……あ』
数歩前にエドの背中が見えた
いつも私達の前を率先して走っていた私よりも大きな背中はとても小さく見えた
こんな時どんな言葉をかければいいのかが分からない
いや、それ以前に今まで避け続けたやつが今になって何を話すというのだ
『エ、エド…』
エ「………」
無意識に声が出てしまった
どうしよう…何か、何か話さないと
『あ、あの…あのねっ！トリシャおばさん言ってた…２人が大好きだって…何より大切だって…だからっ…』
エ「煩いっ!!!!」
それは今まで聞いたことのない声だった
『っ…』
エ「お前に…お前に何が分かるってんだ！お前はいいよな？父親も母親もちゃんと居るんだから！それになんなんだよ！今までオレのこと無視してきたくせにっ…こんな…こんな時だけ友達ぶるなよ!!!!」
『違う！私はっ…私はただ！』
エ「お前なんかっ…お前なんか消えちまえ！！」
『…………』
ああ…そっか…
また選択を間違えちゃった…
その日から私達の溝はより深くなった
＿忘れちゃう
『ずっと一緒って…言ってくれたのは』
＿大切なはずなのに
『……誰だっけ』
＿こんなはずじゃなかったのに
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パンダ丸(プロフ) - 奏さん» ありがとうございます！なるべく更新出来るように頑張ります！ (2022年10月13日 20時) (
レス) id: aa6cd4977a (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 僕は、ハガレンの、小説は、初めてだったのです！面白かったです！更新待ってます！頑張ってください！ (2022年10月13日 19時) (レス) @page22 id: 59220ffc51 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ丸(プロフ) - 結茜さん» そう言ってもらえると嬉しいです…亀更新ですが何卒よろしくお願いします！ (2022年9月24日 0時) (レス) id: aa6cd4977a (このIDを非表示/違反報告)
結茜(プロフ) - この物語好みすぎます…！作者さんすごすぎ丸 (2022年9月23日 23時) (レス) id: abbeda8583 (このIDを非表示/違反報告)
パンダ丸(プロフ) - 十和さん» ありがとうございます！亀更新ですがこれからもよろしくおねがいします！！ (2022年9月16日 20時) (レス) id: aa6cd4977a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パンダ丸 x他1人 | 作成日時：2022年8月13日 16時
