【HQ!!】入れ替わり事件2 (ページ3)

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及川・岩泉3 ページ3

岩泉(中身及川)side

家を開けるとインターホンを押そうとしている岩ちゃんの姿が。

及川(岩泉)「ああ……はよ…。」

なんかすごいげっそりしてるけど大丈夫かな。
全身を見てみたけど特に何もない。
髪をセットしてくれたらしい。まぁ、ちょっと雑だけどね。

俺と岩ちゃんは並んで歩き始める。朝、岩ちゃんの身に何が起こったのか知らない俺は、ペラペラと岩ちゃんの口で話す。

…っていうか岩ちゃんの顔で笑おうとすると笑みひきつるのはなんで？

体育館に着く。既にキュッ、キュとバレーシューズが体育館の床を擦る音がする。

＿＿＿もうマッキーとまっつんと、一、二年生達はいるのかな。

俺は体育館に足を踏み入れようとした＿＿＿ら
岩ちゃんに肩を掴まれた。えっ？なんで？

きょとんとする俺に岩ちゃんは、はぁ、とため息をつく。

及(岩)「……お前さ、俺達が入れ替わってるのわかってんのか？」

あっ、と思い出す。でも、

岩(及)「＿＿＿そっか、パニックになっちゃうよね……………。でもまあいっか！！」

「はっ？ちょっと待てよ！」という岩ちゃんの声を聞こえないふりして、勢いよく体育館の扉を開ける。

部員の目が一斉にこちらを向く。みんな驚いたような不思議な顔をしている。

＿＿＿まぁ、皆から見れば岩ちゃんが扉をあけて、俺、及川さんがため息をついてるように見えるんだもんね。

確かになかなかない光景だよね＿＿＿なんて思いながら、俺はぐるりと後ろを向き、岩ちゃんの顔を見る。あぁもう、となんか岩ちゃんが頭をかく。あっ、髪の毛のセットが！！

及(岩)「……まあ入ろうぜ。説明はそっからだ。」

俺と岩ちゃんは体育館に足を踏み入れた。