キミと、アオハル。【黄瀬涼太】

3話 見たことある ページ5

黄瀬side───

入学式も終わって、俺は教室の前まで来た。

そしたら、なんか皆、1人の女の子の方見て何か言ってる。
その子は困ってるように見えた。



黄｢(助けてあげよっかなー)｣

そう思って、教室のドアをガラッと開け



黄 ｢やっほ〜！俺、黄瀬涼太ッス！よろしくッス！｣


と大きめの声で言った。

皆、一斉に俺に目を向ける。


｢え、黄瀬涼太って、モデルの黄瀬君じゃない？？｣

｢だよね！！やっぱりまじかで見るとかっこいい〜｣


そんな声が聞こえるし、目線も感じる。

黄｢(今度は俺の話になっちゃったス。 でもまぁ、あの子ほっとしてるし、良かったッス。)｣

俺は、あの子をもう1度見た。ある違和感を感じた。

黄「(ん…？あの子どっかで見たような気が…)」

そんなことを考えていると、


先生｢はーい席ついてー。俺は今日からお前らの担任をする前田だーよろしくなー。んじゃ皆、自己紹介よろしくー。」

なんとも棒読みな先生の一言で思考は中断された。

黄｢(まっ、そのうち思い出すっスよね。)｣


そうして、自己紹介が始まった。
俺は、さっきみたいに自己紹介して終わった。


そして、あの子の番になった。


『えっと、橙乃Aです。よろしくお願いします！！』

黄｢(橙乃A…？あっ！)｣

あの子が誰か思い出した。
橙乃A。
デビューしてから人気が急上昇し、書店で見ないことは無いというくらい大人気のモデルだ。

さっきあんなに見られていたのも納得がいく。


黄｢(明日声かけみよっかなー。)｣


なんとなく、話してみたいなと思った。






そうして俺は、明日を楽しみにしながら、友達と一緒に帰った。

4話 朝→←2話 なかなか順調

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す