キミと、アオハル。【黄瀬涼太】

24話 連絡先 ページ26

黄瀬side───


『あ、そーいえば涼太君は？実力テストの結果どうだったの？』





黄｢ふふーん。もちろん一軍っスよ！｣



俺はドヤ顔で答えた。


Aっちはすごく驚いている。





『えっ！？一軍！？すごいね！！』




黄｢だから言ったじゃないスかー。俺結構バスケ上手いんスよって。｣



そう言うと彼女は


『そうだったね(笑) 今日忙しくて見れなかったから、これからじっくり見ますっ。』






黄｢じっくりって(笑)｣



そんな話をしていたらAっちの家の前まで着いた。



『一緒に帰ってくれてありがと。』



｢だからー、俺が一緒に帰りたかっただけだからいいんスよー。｣




『ふふっそーゆーことにしとく。』




黄｢(これからも一緒に帰りたいな…)｣


なんて考えてた俺は




黄｢あの、明日から毎日一緒に帰らないっスか？
Aっちさえよければっスけど…。」


ちょっと頑張って言ってみた。


『うん！仕事ある日は無理だけど、それ以外の日なら！』



『あ、あと！えっと、その代わりと言ってはアレだけど、連絡先交換しない…？部活も一緒だし、仕事の予定とかも連絡できるから…』


連絡先聞かれると思ってなかったから嬉しくて
内心ガッツポーズをした。


黄｢全然いいっすよ！｣



そうして俺のケータイに［橙乃A］という連絡先が追加された。



黄｢よしっ！できたッス！｣



『えっと、じゃあ今日はいろいろありがとう！また明日！』



黄「こちらこそ〜！んじゃ、また明日ー。｣




そうして俺は、帰り道をまた歩き出した。

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