キミと、アオハル。【黄瀬涼太】

21話 “青春” ページ23

黄｢どうっスか？マネージャーの仕事。｣



涼太君が聞いてきた。



『人数いっぱいだから仕事多くて大変だけど、青春って感じがしてすごく楽しい！』


そう言うと彼は


黄｢なんすか青春ぽいって(笑)｣



変なのー、なんて言って笑った。



『もう！笑わないでよ！』



黄｢ごめんごめん(笑) で、青春ぽいってなんスか？｣



『あのね、私、中学の頃は仕事ばっかりで部活全然できなかったの。
だから、皆が部活に楽しそうに行くのを見たり、体育館とか音楽室から聞こえてくる音が聞こえたりするたび、羨ましいなぁって思ってたんだ。青春っぽいじゃん？
自分で仕事やるって決めたのはわかってるんだけどやっぱ憧れてて。
だから、部活をやるっていうのが青春っぽいってことかな。』




黄｢じゃあこれから毎日俺と、俺達と“青春”できるっスね。｣



その言葉がすごく心に響いて


『ふふ、そーだねっ』



とっても嬉しくなりました。

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