キミと、アオハル。【黄瀬涼太】

15話 文句あんのか ページ17

笠「上手い下手の前にまずここは海常高校バスケットボール部だ。
早く生まれたからじゃねぇ、ここにいる2、3年はみんなお前より長くこのチームで努力し貢献してきた。
そのことに対する敬意を持てっつってんだ！！
"キセキの世代"だろーがなんだろーが関係ねんだよ。
お前はもう海常1年黄瀬涼太。そんでおれは海常の3年キャプテン笠松幸男だ。なんか文句あんのか。」



黄｢…。｣






涼太君は返す言葉もないという感じだ。
笠松先輩の言葉に感心していると、




笠｢じゃあ、最後にそこの女子。｣




やっぱりなんかおどおどしてる…。
ていうか、


『(さっきのあれの後って…やりにくっ！！)』


でもやるしかないので、やってみる。




『橙乃A、紗倉中出身です！マネージャー希望です！』


なんとか普通に自己紹介できた。
できたはずなんだけど…



｢あれ、モデルの橙乃Aじゃね？｣


｢2人のモデルいるとかマジかよ、スゲーな。｣




なんだかデジャヴを感じた。




『(前にもこんなことあったような気がする…。)』






笠｢新入部員！よく聞け！｣




ざわつき始めていたが、笠松先輩の言葉で、それはピタッと止まった。




笠｢まず、1年の実力を見る。各自アップして10分後にスタートだ！｣




部員｢｢｢はい！！！｣｣」







そうして、部員達はアップを始めた。


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※橙乃ちゃんの出身中学校はてきとーに考えただけですので、特に意味はないです！

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