お前が幸せなら【黒子のバスケ】

第41話 最終話 ページ42

あれから何日か経った。





透は何故だか知らないけれど、退学にさせられたらしい。





多分、悪いことを続けてたからバチが当たったのだろう。うん、そうだよ。





そして私は、あの日……彼とまた付き合い始めた。





まずは、さつきに報告。涙を流してまで喜んでくれた。





次に、お世話になった黒子くんに報告。おめでとうございますと祝ってくれた。





あ、話は変わるが、何故だか今吉先輩が南沢先輩と付き合ったらしい。





どんな裏があるんだろう…？





うーんと考え込んでいると、頭の上にずっしりと重い何かが置かれる。





貴「うわっ！って、大輝！？」

青「何ボーッとしてんだよ」

貴「別にー」

青「ふーん。……あ、帰りに本屋寄りたいんだけど」

貴「どうして？」

青「堀北マイちゃんの写真集を…」

貴「………すぐ帰るよ」

青「はぁ！？おい、待てよ！なんで怒ってんだよ！」





乙女心が少しも分かんなくて、ガングロエロスケで、バスケバカ。





でも、そんな彼に惚れた私も……どこかおかしいのかも。





青い空を見上げて、追いかけてくる大輝に「好き」と伝えるかのように、にっこり笑った。





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