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三人……否、二人が蘭堂に話を聞いた一時間後。
少年達は様々な電子音が飛び交う電子遊戯場に来ていた。
「犯人分かったんならさっさと殴り飛ばせば解決だろうが糞野郎!」
「そんなので良いわけないでしょこのちびっこ小学生!僕は楽に終わらせて森さんに薬を早く貰いたいの!」
「治、中也!すごいなここ!きらきらしてるな!うるさい!!な!!!」
このように意見が対立した二人が平和に問題解決をするため、電子戦をすることに決まったのだ。
「兄さん、ちょっと僕はこの頭まで小学生の中也君を屈服させるためにそこの電子遊戯で倒すからクレーンゲームでもしておいて」
「ん、分かった。…………治、くれーんげーむってなんだ?」
「…………そういえば電子遊戯場来たことなかったっけ?あれだよ、あの熊とか兎のぬいぐるみが入ってる箱型ゲーム機」
「……?分かった」
そう云って、太宰が指差した可愛らしく装飾された動物のぬいぐるみが景品のゲームをするために歩いていくのを見送る。
「………さーて、言い訳を用意する時間をあげたんだ。僕が笑い転げるような物は思い付いたかな微生物君?」
「あ?手前が兄貴にみっともない姿を見せないよう追い払ったのを待ってやってたんだよ自 殺野郎が」
互いに睨み合い、それぞれ椅子に座って百円硬貨を入れる。
そして今後数百回行われる格闘対戦遊戯の、第一回戦が行われた。
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ロト - よみさん» コメントありがとうございます。面白いと言っていただけてとても光栄です。続きが気になる作品だったなんて本当に嬉しい誉め言葉です。ありがとうございます! (2020年1月7日 13時) (レス) id: 84710b8cd8 (このIDを非表示/違反報告)
よみ - 受験頑張って下さいね。とても、面白くて、続きが気になる作品だと思っているので、早く二月になれ!っと祈りながら、更新お待ちしております。 (2020年1月6日 17時) (レス) id: 587f0ad974 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロト | 作成日時:2019年8月1日 18時